NIPT体験談

【体験談_38歳】京都第一赤十字病院_新型出生前診断(NIPT)

出生前検査をいつ受けましたか?

3児の母です。私が新型出生前診断(NIPT)を受けたのは2016年の3月、年齢は38歳で、妊娠10週に入ってすぐです(第3子)。

どんな悩みや不安がありましたか?

実はその2年前にも、第2子を妊娠中にNIPTを受けており、検査に対する不安は特にありませんでした。検査自体は普通の血液検査と同じように血液を少し取るだけですし、怖さも感じませんでした。

検査を受けた目的は、もし子どもがダウン症や18トリソミー、13トリソミーであると出産前に知ることができるのならば、妊娠中や産後に子どもの病気とどう向き合っていくか、夫とじっくり相談し考える時間が持てると考えたからです。

産後の精神的にも肉体的にも疲れている状態は、子どもにとって何がベストなのか、冷静に判断するには辛い状況だと感じていました。現実を知るのが怖いとも少し考えましたが、いずれ生まれればわかることなので、事前に結果を知る方が自分達にはメリットがあり、もし検査結果が問題なければそれはそれで安心感を得られると思いました。

検査をした医療機関と、選んだ理由を教えてください。

京都第一赤十字病院で検査を受けました。

その病院を選んだ理由は、自宅から一番近かったからです。ちょうどその頃、出生前診断に関する臨床研究の対象病院だったようで、さほど遠くない病院で検査が受けられたのは良かったです。

NIPT検査の種類や料金について

受けた検査は新型出生前診断(NIPT)です。妊娠中に何度か行う血液検査と同じように、腕の血管から血液を採ってもらいました。

料金は21万円ほどでした。高額だというデメリットはありましたが、個人的にはそれに見合うだけの価値、つまり妊娠早期の段階で、子どもが持っているかもしれない病気について事前に知ることができ、夫婦で相談する時間を十分に持てるというメリットの方が大きかったです。

NIPT検査の流れを教えて下さい。

事前に病院へ電話して受け入れ可能かどうかを確認し、受診予約をしました。受診初日は夫婦そろって来院するよう言われました。

当日、担当の産婦人科医から検査内容の説明と診察(経腟エコー含む)を受け、血液検査をしてもらいました。結果は2週間後に一人で受診し、説明を受けました。

NIPT検査の結果と振り返り。

いくら前回も経験しているとはいえ、やはり結果が出るまでの2週間は気分的にモヤモヤしながら過ごしましたが、結果は陰性でした。もちろんその結果が100%ではないし、NIPTで知ることができる病気は限られていることも理解していましたが、やはり安心しました。

検査を受けるかどうかは人それぞれ色々な考えや意見があると思いますが、私達夫婦としては、もし結果が陽性で精密検査に進むのであれば、赤ちゃんの将来について、自分達がどう考え、どう対応していくか、事前に考える時間が欲しかったという理由で検査を受けました。実際に検査を通じて、赤ちゃんの生命にどう自分が責任を果たすのか、どう受け止めていくのかについて考えることができ、親としてよい経験になりました。