京都第一赤十字病院の出生前診断(NIPT)の費用・種類とは？

京都第一赤十字病院で受けられるNIPT検査とその費用

京都第一赤十字病院は認可施設のため、検査でわかることは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー（ダウン症）の3種の染色体の数的変化になります。性染色体異常や性別判定は検査できません。

検査の流れとしては、カウンセリング実施後、非確定検査で陽性だった場合のみ、確定検査へと進みます。

また、検査対象となる妊婦さんの条件は下記のいずれかに該当する場合とされています。

あてはまるかどうかよくわからない場合は、検診先の病院で相談されることをおすすめします。

【カウンセリング】
遺伝カウンセリング
1回目：5,000円 2回目：3,000円
【非確定検査】
母体血中胎児DNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査（NIPT）
約210,000円
クアトロテスト
約17,000円
【確定検査】
羊水検査 ※検査陽性の場合、NIPT費用に含まれる
約160,000円

京都第一赤十字病院では、予約方法が担当医に伝えるパターン、かかりつけ医からFAXを送るパターン、妊婦本人が電話で予約するパターンの３つあります。

既にこの病院に通院している場合は、担当医に直接伝えることで予約が行えますが、そうでない場合はかかりつけ医にお願いするか、もしくは自分で予約することが出来ます。

かかりつけ医でない場合は、事前に書類に記入する必要がありますので注意しましょう。

詳細については、こちらのページになります。
http://www.kyoto1-jrc.org/shinryo-detail/sanfujin/nipt.html

京都第一赤十字病院の遺伝カウンセリングは、毎週月曜の14:00～16:00と木曜の15:00～16:00です。遺伝カウンセリングは30分で1枠とのことなので、毎週6枠の予約枠があることになります。

予約は妊娠8週0日より受け付けてくれますので、早めに電話で予約状況を確認することをおすすめします。ちなみに検査は妊娠9週0日～15週6日までとなっています。

京都第一赤十字病院は、総合周産期母子医療センターが設立されています。京都府では唯一の施設認定を受けているのが、こちらの病院となります。

総合周産期母子医療センターは、大きな規模のMFICU（母体・胎児集中治療管理室）を含む新生児病棟があることやリスクの高い妊娠に対する医療、高度な新生児医療等の周産期医療を行うことができると都道府県から認定を受けた施設のことです。

京都第一赤十字病院は、DPC特定病院群という大学病院と同程度の機能と医療レベルにある高診療密度病院群（全国155病院）に4期連続して選ばれています。

大学病院でないにもかかわらず、このような高度な急性期に対応している病院は京都府でも数少ないといえるでしょう。

京都第一赤十字病院では、一度帝王切開で出産した方でも二度目の出産で経膣分娩を選択することができる取り組みをしています。

通常であれば一度帝王切開で出産した場合、二度目の出産も帝王切開を選択せざるを得ませんが、既往帝王切開後妊娠（１回までの既往）、双胎妊娠、高齢初産婦であればこちらの病院では経膣分娩にチャレンジすることができます。

あまりVBACができる病院はありませんので、次は経膣分娩で出産したいという強い希望がある妊婦さんにとってはとてもおすすめな病院です。

京都第一赤十字病院では、初診の場合は「紹介状」が必要となります。

住所	京都市東山区本町15-749
受付時間	8:30～11:30 ※事前にかかりつけ医もしくは本人からの電話もしくはFAX予約が必要
電話番号	075-561-1121（代表）
休診日	土曜日・日曜日・休日・年末年始（12/29～1/3）・創立記念日（5月1日、11月20日）

【最寄り駅】
・ＪＲ奈良線、京阪電鉄・・・「東福寺」駅下車、徒歩約５分
・バス２０２、２０７、２０８系統　「東福寺」バス停で下車

【専用駐車場の有無】
　有料駐車場はあるが、公共交通機関の利用を推奨

京都第一赤十字病院は、京都府で唯一の総合周産期母子医療センターとなっており、府内から多数のハイリスク妊婦の受け入れを実施し経験豊富な医師が揃っているといえます。

出生前診断についてもNIPT以外にもクアトロテストを実施できたり、羊水検査を実施出来たりとNIPT検査対象外の妊婦さんでも選択肢がある病院だといえます。