出生前検査をいつ受けましたか?
現在育児休業中で、4ヶ月の息子がいます。
自分が32歳、妊娠16週の時に新型出生前診断(NIPT)を受けました。
どんな悩みや不安がありましたか?
私がNIPTを受けたの理由は、ただ漠然と不安だったからです。
出生前診断については、賛否それぞれの意見があることを理解しているつもりです。しかし、もし生まれてくる子どもに障害があったら?それでも自分は子どもを愛せるのか?育てることができるのか?
不安でした。
障害への偏見が、全くないと言ったら嘘になります。もし異常なしだったら、それで構わない。異常ありだった場合のことは、考えないようにしました。
「障害があると分かっていても、生んで、責任を持って愛しながら育てる」と、その段階で言い切ることは、私にはできませんでした。異常があるとわかったら、その時に自分がどう思うか、どうしたいか、その時の気持ちを大切にしようと思い、検査を受けました。
検査をした医療機関と、選んだ理由を教えてください。
検査を受けたのは東京都中央区にある八重洲セムクリニックです。
ここを選んだ理由は2つあります。
1つめは年齢制限なくNIPTが受けられること。基本的に35歳以上の高齢出産に勧められている検査なので、32歳の自分を受付けてくれる病院が少なかったです。
2つめは検査・カウンセリングが1日で完結すること。NIPTを受けたい意思があったものの調べ出したのが遅く、もし異常があり確定検査の羊水検査へ進む場合は16週めまでには受けたほうが良いと知ったのが、すでに妊娠15週めのあたまでした。
他の候補の病院に電話で確認をしましたが、カウンセリングに1日、検査に1日と平日で合計2日来院する必要があるとのこと。仕事をしていたため2日の休みを直前で取ることは難しく、1日のみの来院で済む病院に決めました。
NIPT検査の種類や料金について
受けた検査は新型出生前診断(NIPT)です。
全染色体検査でダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの3種類だけでなく、1~22番の全染色体の検査及び性別判定、モノソミーX(ターナー症候群)など性染色体の異常についても検査可能なものでした。
料金は税抜22万円でした。
NIPT検査の流れを教えて下さい。
- 電話で予約をとり、来院します。
- 来院後に問診票の記入、検査の同意書へ記名と捺印をしました。
- その後個室に呼ばれ、医師から1対1で検査の説明とカウンセリングを受けます。
- 最後に採血で、採血は医師ではなく看護師の方でした。
- 支払いをし、1週間から10日で結果は郵送で届く旨と、もし異常があった場合の羊水検査の説明があり終了でした。
NIPT検査の結果と振り返り。
検査結果は全ての項目で異常は見られませんでしたというものでした。
もちろんその結果が全てではないことは理解していましたが、とりあえず安心、という気持ちでした。これで、お腹の中のこの子を安心して迎えることができると思えると嬉しかったです。
もし検査を受けていなかったら、妊娠中どこかモヤモヤした気持ちをずっと持って過ごしていたと思います。「なぜもっと前もって調べて検査を受けなかったのか?」、「もし障害を持って生まれてきたら、どうするのか?」と。
私の場合ですが、検査を受けて良かったです。また、検査を受けたいという私の意思を尊重してくれた主人には感謝ですし、時間がない中でタイミング良く検査を受けることができる病院が見つかって良かったです。