クワトロテスト体験談

【体験談_28歳】富松レディスクリニック_クワトロテスト(母体血清マーカー検査)

出生前検査をいつ受けましたか?

不妊治療クリニックを初めて訪れたのは、私が28歳、夫が29歳の時でした。

子供が欲しいと思っていましたが、結婚後半年妊娠せず、早く子供が欲しかったことから念のため検査を受け、乏精子症の診断で体外受精をすることとなりました。治療を始めて約9ヶ月で妊娠に至りました。

どんな悩みや不安がありましたか?

検査を受けようと思ったのは、私自身が看護師でありダウン症や二分脊椎の赤ちゃんを看護する機会があったこと、そして姉が自閉症を患っていたことからでした。また、自然妊娠でなく、体外受精で授かったことも、不安要素の一つでした。

検査結果を受け止める自信が無く、もし検査で病気がわかったらどうしよう、と何度も夫婦で話し合いました。そして、産まれた後に命に関わる可能性のある染色体異常だけ、事前に知っておきたいという気持ちからこの検査を受けました。

検査結果がもし病気の可能性がある、という事であれば羊水検査を受けるべきかも夫と話し合いましたが、医師と相談して確定診断のために必要であれば受ける、と決めました。結果的に染色体異常などの確率はかなり低いと説明されたので、羊水検査は受けませんでした。

検査をした医療機関と、選んだ理由を教えてください。

検査をした医療機関は、富松レディスクリニックという静岡市の病院です。

私の家から一番近くはありましたが、それでも車で2時間半かかる距離だったので、つわりもある時期に移動するのは不安があったため夫に運転してもらいました。

選んだ理由としては、近かったということもありますが、病院のウェブサイトに出生前診断(クアトロテスト)についてとても丁寧な説明があったからです。また、電話で料金や検査の流れ等確認したところ、とても親切丁寧に説明してくださったことが決め手となりました。

NIPT検査の種類や料金について

受けた検査はクアトロテストという検査で、クアトロテストでは、主にダウン症、18トリソミー、開放性二分脊椎の、あくまでも可能性、疾患を有する確率しかわからない、確定診断ではないことを医師から念押しされました。確率が低くても、その疾患を有して生まれてくることがごくまれにある、との事でした。

採血と問診票だけで、金額としても負担が少なくて助かりました。ただ、結果が出るまで2週間を要したため、少し長く感じました。また、確率でしか結果が出ないので、もっと確実な結果を知りたい方には、あまり向いていない検査だろうと思います。

NIPT検査の流れを教えて下さい。

専用の問診票に年齢、糖尿病などの基礎疾患の有無、体重、妊娠週数などを記入し、採血を採血管1本だけ提出しました。

問診票自体は2枚で、5分もあれば終わる内容でした。採血だけだったので、病院にいたのは30分程度です。

結果は電話や郵送は受け付けていない病院が多いとの事で、2週間後に医師から直接説明がありました。

NIPT検査の結果と振り返り。

結果として、ダウン症である確率が18000分の1、18トリソミー症候群の確率は低い、開放性二分脊椎の確率は4700分の1、との結果が出ました。この数字だけ見ると、染色体異常の確率が高いか低いかわからなかったので、医師からの説明でやっと安心することができました。

正直、遠いのに2週間後にわざわざ結果の説明を聞きに行くのは大変だなと思っていたのですが、クアトロテストには医師からの説明が必要不可欠だったと思います。

医師から確率がとても低いこと、羊水検査はお勧めしませんとのお墨付きをもらって、ようやく検査を受けて良かった、とホッとしました。

妊娠15週で検査を行い、17週で結果を聞いたのですが、クアトロテストの結果を聞いた後に4Dエコーをしてもらい、性別が男の子と判明しました。エコーをしている間は、少しお腹の中の赤ちゃんに、クアトロテストをしたことを申し訳なく思うような複雑な気持ちもありましたが、このクアトロテストのおかげで、安心して周囲へ妊娠報告ができたと思います。

身体的負担、金銭的負担も少なかったので、受けて良かったと思っています。また、第二子も不妊治療(体外受精)をする予定ですが、年齢も変わっていますし体重等の条件も変わっていますから、また受ける予定です。