福岡市立こども病院の出生前診断(NIPT)の費用・種類とは？

福岡市立こども病院で受けられるNIPT検査とその費用

福岡市立こども病院は認可施設のため、検査でわかることは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー（ダウン症）の3種の染色体の数的変化になります。性染色体異常や性別判定は検査できません。

検査の流れとしては、カウンセリング実施後、非確定検査で陽性だった場合のみ、確定検査へと進みます。

また、検査対象となる妊婦さんの条件は下記のいずれかに該当する場合とされています。

あてはまるかどうかよくわからない場合は、検診先の病院で相談されることをおすすめします。

【カウンセリング】
遺伝カウンセリング
1回目：10,000円 2回目：5,000円
【非確定検査】
母体血中胎児DNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査（NIPT）
210,000円
クアトロテスト
19,700円
【確定検査】
絨毛検査
100,300円＋日帰り入院代
羊水検査
90,300円＋日帰り入院代

福岡市立こども病院は、分娩予約や通院歴がなくても検査を受けることができます。

こちらの病院へ通院している方は担当医へ、他院へ通院されている方はかかりつけ医から電話で予約を申し込んでもらいましょう。（092-692-3456 ※9:00-16:00）

詳細については、こちらのページをご覧ください。
http://www.fcho.jp/childhp/special01.html

こちらの病院の遺伝カウンセリングは、毎週火曜日の午前のみとなっています。週に1回半日のみの予約枠となっていますので、注意しましょう。

遺伝カウンセリングの予約は妊娠9週からできますので、検査を考えられている方は妊娠したらすぐに予約状況を確認することをおすすめします。

こちらの遺伝カウンセリングは、夫婦での参加が必須となっています。

遺伝カウンセリング当日の検査は行っていないため、検査にも付き添ってもらいたい場合は計3回の通院が必要になります。

平日のみとなっていますので、日程調整には注意しましょう。

福岡市立こども病院は、地域周産期母子医療センターとして認定を受けています。福岡県では5施設が認定を受けており、そのうちの一つがこちらの病院となります。

MFICU（母体胎児集中治療室）、NICU（新生児集中治療室）、GCU（新生児治療回復室）を持っており、ベッド数や医療スタッフのスキル、人数の確保等の決められた規程をクリアした医療施設となっています。

また、24時間体制も認定条件となっているため、いつどんなことが起こったとしても適切な治療を受けることができます。

福岡市立こども病院は、その名の通りこども専門の病院となっています。26の専門診療科があり、内科外科問わずほぼすべての小児周産期領域をカバーしています。

万が一先天性の疾患を持って生まれてきた場合でも、こちらの病院では専門医に診てもらえるので安心して治療を受けられます。

こちらの病院では、胎児医療に力を入れて治療を行っています。

胎児医療とは、まだ生まれていない、子宮内の胎児に対する治療のことです。双胎にたいする治療や胎児胸水や胎児貧血などに対処するための手術が実施できます。

胎児医療は高度なスキルをようするため、大きな病院でもなかなか実施が難しい処置となりますが、出生前から治療を行うことで出生後のスムーズな治療につなげています。

福岡市立こども病院では、初診の場合は「紹介状」が必要となります。

住所	福岡県福岡市東区香椎照葉5丁目1番1号
受付時間	8:45～11:00 ※紹介状がない場合、診察料に加えて選定療養費（5,500円）支払が必要。
電話番号	092-682-7000（代表）
休診日	年末年始（12/31～1/3）

【最寄り駅】
　バス:
　天神郵便局前乗車　アイランドシティ照葉行き　福岡市立こども病院下車
　博多バスターミナル乗車　アイランドシティ照葉行き　福岡市立こども病院下車
　千早駅乗車　アイランドシティ照葉行き　福岡市立こども病院下車

【専用駐車場の有無】
　有料駐車場あり（１つ）

こども専門の病院として、数多くの専門診療科をもつこちらの病院。出生前診断だけでなく、生まれるまでも生まれてからも安心して治療を受けられます。

遺伝カウンセリングは週に1回のみとなっていますので、こちらで検査を考えられている方は早めに予約状況を確認しましょう。