藤田医科大学病院で受けられるNIPT検査とその費用
藤田医科大学病院は認可施設のため、検査でわかることは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー（ダウン症）の3種の染色体の数的変化になります。性染色体異常や性別判定は検査できません。
検査の流れとしては、カウンセリング実施後、非確定検査で陽性だった場合のみ、確定検査へと進みます。
また、検査対象となる妊婦さんの条件は下記のいずれかに該当する場合とされています。
- 出産予定日の時点で35歳以上であること ※年齢制限の無いNIPT検査はコチラ
- 染色体異常の子どもを妊娠または出産したことがあること
- 夫婦どちらかが染色体異常の保因者であること
あてはまるかどうかよくわからない場合は、検診先の病院で相談されることをおすすめします。
| 【カウンセリング】 |
|---|
| 遺伝カウンセリング |
| 1回目：10,000円 2回目：5,000円 |
| 【非確定検査】 |
| 母体血中胎児DNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査 （NIPT） |
| 約180,000円 |
| 【確定検査】 |
| 羊水検査 |
| 不明 |
藤田医科大学病院の出生前診断の予約方法と注意点
①通院歴や分娩予約がなくても検査対象となる
藤田保健衛生大学病院は、通院歴や分娩予約がなくても検査を受けることができます。予約は本人からは受け付けておらず、かかりつけ医から電話もしくはFAX予約をしてもらうようにしてください。（地域連携室 TEL 0562-93-2995 FAX 0562-93-3666）
詳細については、こちらのページをご覧ください。
http://www.fujita-hu.ac.jp/~obgy9294/nipt.html
②遺伝カウンセリングは毎週火/水曜のみ
こちらの病院での遺伝カウンセリングは、毎週火/水曜午後のみとなっています。同日での検査は行っておらず、当日もしくは1週間後に検査予約を行います。
超音波検査を行って胎児の様子を観察してから検査へという流れになりますので、計3回の通院が必要です。
③遺伝カウンセリングは夫婦での参加は必須
藤田保健衛生大学病院は、検査前後の遺伝カウンセリングの夫婦参加を必須としています。検査前の遺伝カウンセリングだけでなく、検査後の遺伝カウンセリングも夫婦参加になりますので、注意しましょう。
藤田医科大学病院の特徴（選ばれる理由）
①総合周産期母子医療センターが設立されている
藤田医科大学病院は、総合周産期母子医療センターとして認定を受けています。愛知県では7施設が認定を受けており、そのうちの一つがこちらの病院となります。
総合周産期母子医療センターとは、厚労省が規定している条件（設備・病床数・24時間対応スタッフ数等）をクリアした病院です。ハイリスク妊産婦と胎児・新生児を対象に、産科医、小児科医、小児外科医と看護スタッフが、24時間体制で治療・看護を提供しています。
②2019年のハイリスク分娩実績が多い
ハイリスク分娩とは、一般的に40歳以上の初産婦や妊娠高血圧症候群などの合併症を抱える妊婦や、その他健康上問題を抱えると判断された妊婦さんの出産のことをいいます。つまり高齢出産の場合、このハイリスク分娩に該当する可能性があります。
こちらの病院は大学病院ということもあり、取り扱っている分娩の約80％がハイリスク分娩となっています。日常的に難しい症例に取り組んでいるため、高い医療スキルや豊富な経験があるといえるでしょう。
藤田医科大学病院について（基本情報）
藤田医科大学病院では、初診の場合は「紹介状」が必要となります。
| 住所 | 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98 |
| 受付時間 | 平日 8:15～17:00 土曜 8:15～12:30 ※紹介状がない場合、診察料に加えて選定療養費（5,500円）支払が必要。 |
| 電話番号 | 0562-93-2111（代表） |
| 休診日 | 日曜日・祝祭日・年末年始（12/31～1/3） |
藤田医科大学病院への行き方（アクセス）
【最寄り駅】
バス:
名鉄名古屋本線 前後駅から名鉄バス乗車 藤田医科大学病院下車
名古屋市営地下鉄桜通線 徳重駅から名古屋市営バスまたは名鉄バス乗車 藤田医科大学病院下車
【専用駐車場の有無】
有料駐車場あり（3つ）
まとめ
藤田医科大学病院では、大学病院にしては比較的検査料金が低めの設定なので、料金が問題で検査を迷われている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
遺伝カウンセリングや検査を行っている期間が少ないので、検査対象となる妊娠15週前後までには間に合うように注意してスケジュールを立てましょう。
