富山大学附属病院の出生前診断(NIPT)の費用・種類とは？

富山大学附属病院で受けられるNIPT検査とその費用

富山大学附属病院は認可施設のため、検査でわかることは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー（ダウン症）の3種の染色体の数的変化になります。性染色体異常や性別判定は検査できません。

検査の流れとしては、カウンセリング実施後、非確定検査で陽性だった場合のみ、確定検査へと進みます。

また、検査対象となる妊婦さんの条件は下記のいずれかに該当する場合とされています。

あてはまるかどうかよくわからない場合は、検診先の病院で相談されることをおすすめします。

【カウンセリング】
遺伝カウンセリング
1回目：8,800円 2回目：4,400円
【非確定検査】
母体血中胎児DNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査（NIPT）
174,720円
クアトロテスト
13,160円
【確定検査】
羊水検査
71,400円

富山大学附属病院では、こちらの病院がかかりつけ医でない、もしくは分娩予約がないといった方でも検査を受けることが可能です。

ただし、自分で予約するのではなく、かかりつけ医から病院へ電話で予約を取ってもらい、日程調整後に書類をFAXで送付してもらう必要があります。（医療福祉サポートセンター　TEL：076-434-7804 FAX：076-434-5104）

既にこの病院へ通院したことがある方の場合は、担当医に検査を受けたい旨を伝え遺伝カウンセリングを予約してもらいましょう。

どちらの場合も、「自己チェックリスト」を事前に記入しておく必要がありますので、注意してください。

富山大学附属病院では、遺伝カウンセリングが毎週月曜の午後、火曜の午前、木曜に実施されています。実質2日間の予約枠があるので、認可施設の中でも比較的予約が取りやすいと予想されます。

通院歴がない場合、かかりつけ医から電話してもらう必要がありますので予約がとれるまで時間がかかります。検査を考えられている方は、早めに相談することをおすすめします。

富山大学附属病院は、検査前後の遺伝カウンセリングは夫婦での参加が必須となっています。こちらの病院では、遺伝カウンセリング当日に検査を受けることが出来るので通常2回の来院で済みます。

検査はカウンセリング当日でも後日でも好きなほうを選べますので、ご夫婦でよく相談して決めましょう。

富山大学附属病院は、地域周産期母子医療センターが設立されています。富山県では5施設が認定を受けており、そのうちの一つがこちらの病院となります。

MFICU（母体胎児集中治療室）、NICU（新生児集中治療室）、GCU（新生児治療回復室）を持っており、ベッド数や医療スタッフのスキル、人数の確保等の決められた規程をクリアした施設が認定を受けられます。

24時間体制も認定条件となっているため、高齢出産のリスクに柔軟に対応してくれる病院だといえます。

富山大学附属病院は、県外から多くの先天性心疾患の患者さんが紹介されており、その手術件数は北陸一を誇ります。高度な専門医療機器や技術を使って、年間約150例前後の先天性心疾患の子ども達の治療を行っています。

高齢出産の場合、NIPT検査で見つけられる病気以外に先天性疾患を持って生まれてくる可能性が高いため、このような高い実績がある病院は万が一に備えて安心できるといえます。

富山大学附属病院では、初診の場合は「紹介状」が必要となります。

住所	富山県富山市杉谷2630番地
受付時間	8:30～11:00 ※紹介状がない場合、診察料に加えて選定療養費（5,500円）支払が必要。
電話番号	076-434-2281（代表）
休診日	土曜日・日曜日・祝日・病院が定める休診日（掲示にて知らせる）・年末年始（12/29～1/3）

【最寄り駅】
・富山駅より富山地鉄バス（3番乗り場）で30分（富山地鉄・路線バス　富山大学附属病院循環）
・呉羽駅より呉羽コミュニティバスで20分（呉羽コミュニティバス（呉羽いきいきバス）老田・古沢・池田ルート）

【専用駐車場の有無】
　有料駐車場あり（１つ）

富山大学附属病院は、NIPT検査以外にも出生前診断を行っていますのでNIPT検査対象とはならないけれど、出生前診断をしたいという方は一度相談されてみてはいかがでしょうか。

通院歴がない場合は、検査を予約するのに若干時間がかかりますので、検査対象期間中に予約が取れるように準備しておくことをおすすめします。