福島県立医科大学附属病院の出生前診断(NIPT)の費用・種類とは？

福島県立医科大学附属病院で受けられるNIPT検査とその費用

福島県立医科大学附属病院は認可施設のため、検査でわかることは13トリソミー、18トリソミー、21トリソミー（ダウン症）の3種の染色体の数的変化になります。性染色体異常や性別判定は検査できません。

検査の流れとしては、カウンセリング実施後、非確定検査で陽性だった場合のみ、確定検査へと進みます。

また、検査対象となる妊婦さんの条件は下記のいずれかに該当する場合とされています。

あてはまるかどうかよくわからない場合は、検診先の病院で相談されることをおすすめします。

【カウンセリング】
遺伝カウンセリング
約5400円/時間
【非確定検査】
母体血中胎児DNAを用いた無侵襲的出生前遺伝学的検査（NIPT）
約170,000円/回
【確定検査】
羊水検査
約57,000円

福島県立医科大学附属病院のNIPT予約は、ご自身ではできませんので、検診先の先生から産婦人科外来（TEL：024-547-1226 FAX：024-548-3878）へ予約してもらう必要があります。

ただ、すでにこちらの病院へ通院している人に場合は、現在の担当医にNIPT検査をしたいことを伝えることで予約完了となります。

また、福島県立医科大学附属病院のNIPT検査を受けられるのは、福島県内の妊婦さんに限られています。

詳細については、病院ホームページにあるこちらをご参照ください。
「母体血を用いた新しい生前遺伝学的検査（NIPT）の実施について」

福島県立医科大学附属病院では遺伝カウンセリングは下記のような日程になり、平日全てで実施されます。（〇は第2/4のみ）

カウンセリングが終了し、検査を受けることを希望する場合は、そのまま採血に進みます。

その後2週間後に結果を聞きにいき、陽性だった場合は確定検査である羊水検査を実施します。

福島県立医科大学附属病院では、遺伝カウンセリングを夫婦で受けることが必須とされています。ご夫婦で予定を合わせることができるようにしましょう。

福島県立医科大学附属病院には遺伝診療部があり、そこには「日本人類遺伝学会日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医」という遺伝学専門の医師が6名と認定遺伝カウンセラーが2名在籍しています。

そのため、他の病院ではNIPT検査や遺伝カウンセラー実施日は週1～2回であるのに対し、福島県立医科大学附属病院では毎日の実施が可能となっています。

NIPT検査は予約が取りづらい検査のため、毎日実施しているのはありがたいですよね。

MFIUとは24時間体制でハイリスクであるとされている妊婦さんと胎児を治療する場所になります。

この施設を設置するためには、厚生労働省が定めている基準を満たす必要があり、どこの病院にもあるわけではありません。

もちろんNICU（新生児集中治療室）もありますので、妊娠中も出産後も万が一のことがあっても安心できる病院だといえるでしょう。

遺伝カウンセリング時には子ども連れNGとなっていますが、プレイルームが１つと学習ルームが１つあるので、子ども連れでも退屈せずに待ってくれるでしょう。

福島県立医科大学附属病院はすべての科で「予約制」となっています。

かかりつけ医から福島県立医科大学附属病院へ事前診察申込表と診療情報提供書をFAX（024547-1075）にて送付してもらいましょう。

【最寄り駅】
　バス: 福島交通バス東口バス乗り場5番または6番乗車→「医大病院」下車（約35分）
　車:
　・福島西I.C.－福島県立医科大学…約6.7km（約13分）
　・福島松川スマートI.C.－福島県立医科大学…約3.8km（約8分）

【専用駐車場の有無】
　無料専用駐車場（1つ）

福島県立医科大学附属病院は、専門医が多数在籍しておりカウンセリングも医師が担当してくれます。また、MFICUもNICUも完備されており、併せてGCU（新生児治療回復室）もあります。

NIPT検査で陽性が出た場合でも、妊娠中も出産後も安心して通える病院だといえるでしょう。